自律神経とEDについて 2013.9.1
こんにちは
大宮院院長の仲川です。
そろそろ残暑と言える季節になってきました。今回は、自律神経に関して簡単なお話です。『自律神経』と聞いて…何となくイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。 多分、それでだいたい合ってるのですが、少し細かく説明すると、循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能、生殖機能、および代謝のような不随意な機能を制御するとなります。 心臓を動かしたり、呼吸したり、汗をかいたり、といった人間の機能は、意識して行っているのではなくて自然にコントロールされています。
こういった、不随意な機能をコントロールしているのが自律神経です。自律神経には2種類、交感神経系と副交感神経系があり、一般的には拮抗して働くと言われています。
それぞれ…交感神経系が優位であれば緊張状態に、副交感神経系が優位であればリラックスした状態に、といった真逆の状態になると考えられています。
ところで、当院に関連が深い『勃起状態』に関してはどちらなのでしょうか…正解は『副交感神経系』です。副交感神経系が優位な状態において、より自然に勃起が起きるのです。 性的刺激による興奮から勃起が促されることから考えると、逆のようなイメージを持つ方も少なくないかと思いますが…そして、勃起が副交感神経系であるからこそ…『緊張状態(=交感神経系優位の状態)』であると、勃起が不十分となってしまうのです。 性交時に緊張してうまく勃起しない、という方もいらっしゃるかと思います。 勃起の補助には、やはりリラックスしている状態が最も良いのですね。
蛇足ですが…『射精』は、交感神経による働きだと言われています。性行為中はリラックス、〆の射精は緊張状態に、といった動きをとるのですね。色々と考えがめぐりますが、ひとまず今日のところはこんなところで。