Psychological and Sexual Costs of Income Comparison in Marriage 2013.6.23
こんにちは。
御無沙汰しております。大宮院の仲川です。
前回記事から少し間があいてしまいましたが…
色々、自分なりに考えてみました。
おそらくは、ほとんどの方にとっては、前回の日本語翻訳記事で十分なのではないか、と。
『記事』を『事実』としてではなく、『真実』であると捉える方の方が圧倒的に多い、そんな気がする中で、自分が意見を述べることなど、ただの難癖にしか見えないのではないかな、そんな風に感じつつ、しかし一応、宣言した以上は簡単にではありますが紹介させて頂きます。
この記事は、デンマークにおけるデータを元にしているようです。
国単位での、ED治療薬(バイアグラ・レビトラ・シアリス)や向精神薬の処方データをまとめて分析したとのこと。
その中で、既婚カップル、未婚カップルなど、それぞれのデータを比較することで分析を行っている様子で、どういった因子がED治療薬や向精神薬の使用頻度と相関があるのか、といった視点で捉えられています。
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まず、この論文を読んだときに感じたのが…
『既婚カップルと未婚カップル、普通に(日本での事を)考えたら、未婚カップルの方が圧倒的に年齢層は若いだろうな』
ということです。ですので、年収差があっても、未婚カップルであればED治療薬の使用率に差がないのも、年齢が若いから、最もかなと思ったのが一つ。
デンマークの結婚事情を知らないのでわかりませんが・・・
我々は、年齢も含め夫の薬剤治療を予測する可能性のある他の要因をコントロールしている
We control for other factors that might predict husband medication, including age, education, and ages and number of children.
との記載があるとおり、既婚者の2群(夫の収入が多い群と少ない群)に関しては、おおよそ綺麗に分かれているようでした。
25〜49歳のカップルに関するデータの様ですが…(その他の年齢がどうなのかは不明)
妻の方が収入が多い群は、男性平均年齢39.82、女性平均年齢38.02
夫の方が収入が多い群は、男性平均年齢39.71、女性平均年齢37.86
といった具合。だいたい同じようなものでしょうか。
割合としては、妻の方が収入が多い群が173,384
夫の方が収入が多い群が241,235
とのこと。
25〜49歳の既婚カップルでは、4割が妻の方が収入が多いということなのでしょうか。
これもまた驚きのデータですね。
さらに、男性の収入に着目すると…
妻の方が収入が多い群の夫の年収:624,895
夫の方が収入が多い群の夫の年収:618,209
となっています。まあこれは平均の話ではありますが、妻の方が収入が多い群の方が、夫の平均年収は高くなっているのですね。
世帯収入差による受診率の違いも関わってきそうな気もいたします。
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あまりまとまっていないのですが、論文を読んでみて感じたポイントをいくつか挙げてみました(*´∀`*)
社会通念の変化が、多くの人々に変化を強いる事となり、結果それをストレスとして感じる、大いにありうる事だと思います。その一つとして、夫妻の収入格差があるのかもしれませんね。
ただ、一番重要なのは、相関関係が認められている、という点かと。
因果関係ではないですし...