毛周期 2013.4.20
こんにちは。
浜松町第一クリニック大宮院 院長の仲川です。
当院ではED治療薬としてバイアグラ・レビトラ・シアリスを取り扱っていますが、それとは全く別個として、AGA治療薬としてプロペシアを取り扱っております。
こちらに関する事も、今後少しずつご紹介出来ればと考えています。
今回は『毛周期』について。
毛髪の成長には周期があり、成長、脱毛を繰り返しています。これをヘアサイクルとよんでいます。
ヘアサイクルは成長期、退行期、休止期の3つに分けられます。
それぞれについて細かく説明すると以下の通りです。
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●成長期(anagen)
毛が成長する時期。いったん消失していた毛母細胞が再形成され、毛が一定の速さで伸長し続けます。
●退行期(catagen)
成長期が終わる頃になると、毛の本体である毛母細胞の働きが低下し、休止期に入る準備を始めます。
●休止期(telogen)
毛の成長が止まると、すぐに抜け落ちるのではなく、しばらく毛包にとどまり、やがて引っ張られるなどの物理的な要因をきっかけに抜け落ちていきます。
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通常、毛髪の成長期は2〜6年、成長期から休止期に移行する退行期は約2週間、休止期は3〜4ヵ月で、このサイクルを繰り返しています。
そして頭髪の場合、●成長期:約85% ●退行期:約1〜2% ●休止期:約15%
程度の割合と言われています。
しかし・・・
男性型脱毛症・AGAのヘアサイクルは
『成長期が短くなっています』
本来であれば2〜6年の成長期が、数か月〜1年程度に短くなってしまっています。
結果として起きてくるのが、『毛が生えてきても十分な太さ・長さになる前に抜けてしまう』という事になります。
これが、AGAの方に起きている状態となります。