EDチェック IIEF5 2013.4.8
こんにちは。
浜松町第一クリニック大宮院 院長の仲川です。
寒暖差が大きな日々が続いていますが皆様いかがお過ごしですか?
体調には十分留意してお過ごし下さい。
今回は、日本性機能学会のホームページから。
ED診療ガイドライン2012年版の作成にも携わっており、日本におけるED治療に関して様々な指針を示しています。
その中で、IIEF(International Index of Erectile Function 国際勃起機能スコア)という指標があります。
EDのスクリーニングや治療効果の判断に使われています。
この6 ヶ月に、①.勃起してそれを維持する自信はどの程度ありましたか
1 非常に低い 2 低い 3 中くらい 4 高い 5 非常に高い
②.性的刺激によって勃起した時、どれくらいの頻度で挿入可能な硬さになりましたか
1 ほとんど、又は全くならなかった
2 たまになった(半分よりかなり低い頻度)
3 時々なった(ほぼ半分の頻度)
4 しばしばなった (半分よりかなり高い頻度)
5 ほぼいつも、又はいつもなった
③.性交の際、挿入後にどれくらいの頻度で勃起を維持できましたか
1 ほとんど、又は全く維持できなかった
2 たまに維持できた(半分よりかなり低い頻度)
3 時々維持できた (ほぼ半分の頻度)
4 しばしば維持できた(半分よりかなり高い頻度)
5 ほぼいつも、又はいつも維持できた
④.性交の際、性交を終了するまで勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか
1 極めて困難だった
2 とても困難だった
3 困難だった
4 やや困難だった
5 困難でなかった
⑤.性交を試みた時、どれくらいの頻度で性交に満足できましたか
1 ほとんど、又は全く満足できなかった
2 たまに満足できた (半分よりかなり低い頻度)
3 時々満足できた (ほぼ半分の頻度)
4 しばしば満足できた (半分よりかなり高い頻度)
5 ほぼいつも、又はいつも満足できた
5つの項目それぞれ5点、合計25点満点中・・・21点以下ではEDが疑われるとされています。
1~5の項目それぞれ簡単にまとめると、1勃起に対する自信
2挿入時の硬さ
3挿入中の硬さ
4性交終了時まで硬さが維持されるかどうか
5性交に対する満足感
をそれぞれ評価していると考えられます。
そして、診療していて感じるのが、みなさまのEDに対する認識です。
多くの方々が、「勃つのだけれども不十分で困っている」という表現を使うのですが、
「それがEDなのかどうなのか?」という疑問も持っている様子。
おそらく、EDとはペニスが『全く反応しない』状況だと考えているのではないでしょうか。
何故、多くの方が共通してこういった認識なのかは分からない部分もあるのですが、IIEF5をご覧いただければ分かるとおり、EDかどうかはペニスの硬さで論じるよりは、性交がどの程度満足して行えたか、と考えたほうがより良いのではないかと思います。
ですので、こういった部分で疑問や悩みを感じた際には、お気軽にご相談いただければと思っています。
当院は男性専門、スタッフも男性のみのクリニックですし、遠慮なくご来院いただけると思っています。