ミロデナフィルMirodenafil エムヴィクスMvix 2013.3.25
こんにちは。
浜松町第一クリニック大宮院 院長の仲川です。
今年の桜の開花は大分早いですね。
お花見の時期としてはいつがいいのでしょうか…
今回は、バイアグラ(シルデナフィルSildenafil)・レビトラ(バルデナフィルVardenafil)・シアリス(タダラフィルTadalafil)以外で、ED治療薬として海外で製造販売されている薬剤を紹介させて頂きます。
題名の通り、ミロデナフィルMirodenafil、商品名はエムヴィクスMvixです。
2007年に韓国のSK chemicals社から販売された薬剤です。
PDE5 inhibitor としての作用がメインです。
前述の3つのED治療薬と作用機序は同じですね。
50mg錠と100mg錠の2種類が錠剤としてあります。
使用は1日1回まで、性行為の約60分前の服用、といった部分も同じ。
ですが、エムヴィクスには特徴が一点。
Mvix S ODFという剤形があります。
水なしでも舌の上で速やかに、10~15秒で溶解する、とのこと。
具体的にこの剤形は「フィルム」です。
口臭予防のものなど、フィルム状で舌に落とすものは他にも発売されていますし、何となくイメージ出来る方もいらっしゃるかもしれません。
非常に使い勝手が良いと思います。
この「フィルム」ですが、50mgのものしかないとの事ですが、錠剤として100mg錠をお使いの方は、50mgフィルムを2枚使用すれば良いそうです。
フィルムであれば、1枚でも2枚でも使用感は変わらなそうです。
ただ、内服のタイミングとしては、フィルム剤であっても性行為1時間前が推奨されていますので、その点は守らないとですね。