【メンタルヘルス】仮病・詐病について 2012.10.18
こんにちは
浜松町第一クリニック大宮院 院長の仲川です。
そろそろ、バイアグラ絡みの話をしようと思うのですが、ネタも思いつかないし・・・小話でも。
『仮病』や『詐病』って言葉にどのようなイメージを浮かべるでしょうか。
「仮病で会社を休んだ」などといった使い方をしますし、多くの方が聞いたことあるかと思います。
それに対して、『詐病』とは・・・
ウソをついて病気のフリをする、という点では共通しているのですが◎仮病と比較して、より実利を得る事が目的であるといった違いがあります。具体的には、経済的な利得であったり、法的な責任の回避をする事であったりする場合があるかと思われます。
細かく言うと違いはありますが、この二つは似たような概念です。
病気、というよりも行為といった扱いになるかと思われます。仮病や詐病といった病気がある訳ではない、ということですね。
それに対し…『虚偽性障害』といった病気があります。
病気や症状を偽装することで、病院を繰り返し受診する患者さまです。
一見すると、何かしらの病気があるように見えるのですが、色々と詰めていくと矛盾する部分が出てきたり。
ただ、この疾病の場合は、前述の仮病/詐病と違い、目的/利益が見えないケースも多くあるかと思います。
恐らくは、医師や看護師、周囲の人々の関心を得たいという気持ちがあるのでしょうが、仮病や詐病に認められるような、一時しのぎや実利といったものはなかなか認められないのではないでしょうか。
これは、少し前にニュースにもなった、『ミュンヒハウゼン症候群』も含まれます。
「病気のフリをする」と言うことでも、これだけ様々な状態・概念があります。少しばかり、みなさまの理解の足しになったでしょうか。
また機会があったら、別の視点から見てみようかと思います。