人間ドックと健康診断 その22015.12.13
こんにちは、浜松町第一クリニック大宮院 井上です。
今回は「人間ドックと健康診断」の違いについての続きです。
健康診断とは
法律で必要な項目が定められていて、検査項目が少ない。
労働安全衛生法で1年毎に1回以上、定期的に行う事が義務付けられています。
そのため、職場やお住まいの自治体で定期的に行われています。
健康診断は、糖尿病や高脂血症など生活習慣病リスクに関する検査が中心で、検査内容は簡単なものが多く、拘束時間は少ないです。
主な検査内容に下記のものがあります。
・血液検査:血糖値や赤血球などを計測。糖尿病なども調べる。
・身体測定:体重の大幅な増減がないか確認。臓器の異変を確認。
・胸部X線:肺や心臓についての検査。肺炎などの病変を確認。
・肝機能検査:黄疸や肝硬変などのリスクを確認。
・糖尿検査:尿や血中の糖分血をチェック。糖尿病リスクを確認。
簡単な検査の為、結果も「〇〇のリスクが高い」「〇〇の疑いがある」という傾向を教えてくれるものになります。
費用は、0円~1万円程度です。
会社が加入する健康保険組合での受診なら、費用負担が小さいか無料で受診できるところもあります。
ここまで「人間ドックと健康診断」についてお話ししましたが、今年は特に色々な著名人の方が亡くなったり、病気にかかったりした年だったような気がします。
改めて、ご自身の体を見直してみて頂きたく、今回はこのようなタイトルにしました。
最後に人間ドックは以下の方々にオススメです。
・会社や自治体が行っている、健康診断しか受けた事がない方。
・35歳になった方。
・最近体重が増えて血圧が高めな方。
・家族に糖尿病や高血圧、がんを抱えている人がいる方。
・〇〇が高いと言われて、経過観察を定期的に行きたい方。
皆様も健康にはくれぐれもお気を付け下さい。