リンゴ病2015.10.9
こんにちは浜松町第一クリニック大宮院 受付担当の渡部です。
これは少々前にニュースなどで取り上げられておりましたが、伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)ほっぺがリンゴのように真っ赤になってしまういわゆる「リンゴ病」が全国的に流行しているそうです。
ただ流行りの時期は夏から秋にかけて多いみたいなので、これからは落ち着くでしょうか。
リンゴ病は結構耳にしたことはあるかと思います。
子どもを中心にみられる流行性の発疹性疾患と言われておりますが、伝染性なので大人でも感染することはあります。
一度感染すると免疫が得られるとも言われておりますので、幼少期にかかった事があるかというのも把握しておくと良いですね。
特徴としては顔が赤くなる1週間~10日前に微熱や風邪のような症状が出る。
このときウイルスが血液中で最も増えた状態で、感染力が強い時期と言われております。
感染はツバや痰などで人へ感染する飛沫感染と接触感染です。
難しいのが、この時点でのリンゴ病との診断をすることはないそうです。
最も気を付けたいのが妊婦さんです。
母親から胎盤を通して胎児が感染した場合、赤血球が減少して貧血が進みむくみがひどくなる「胎児水腫」になることがあり、症状が重いと流産・早産の原因になりうると言われていますので、妊婦さんが幼少期にかかった事がなく疑わしい症状がある場合はすぐ相談すると言う心構えはしておきたいですね。
特別な予防法はないので、妊婦さんがいる場合その家族も含めて手洗いやうがいマスクの着用などの基本を協力して徹底し、風邪のような症状のある人にはなるべく近づかないようにした方が良いかと思います。
ただこの病気に限らず健康管理はとても大事なので常に日頃も日常生活の基本として心掛けたいですね。