朝立ちの仕組み!!2015.6.11
こんにちは、浜松町第一クリニック大宮院 井上です。
今回は、「朝立ちの仕組み」についてです。
「朝立ち」夜間陰茎勃起現象(やかんいんけいぼっきげんしょう)は、性的興奮や自意識とは関係のない状態でペニス(陰茎)が勃起している現象です。
就寝中に勃起が起こるものを夜立ち(よるだち、夜勃ち、夜起ち)、それが朝睡眠より目覚めたときまで維持されているものを朝立ち(あさだち、朝勃ち、朝起ち)といいます。
この現象は睡眠のメカニズムによるものであり、性的な夢を見たことに起因するというものではありません。
また朝立ちといえば多く男性のそれを指すが、構造が似ている女性のクリトリス(陰核)にも朝立ちは起こることが確認されています。
睡眠には周期的に交互に起こるレム睡眠とノンレム睡眠があります。
夜立ちは夢を見やすいと言われるレム睡眠のときに特定の神経が刺激されて起こります。
レム睡眠時に起こる身体各所の運動の一種でストレス解消作業であるといわれております。
また60歳以上の男性は、ノンレム睡眠のときにも起こるともいわれており、ほとんどの男性は一生にわたって経験する生理現象であります。
レム睡眠は一晩に約90分サイクルで約4回訪れ、夜立ちは最長で2時間ほど維持され人が目覚めるのは浅い眠りのレム睡眠のときが多いため、これが朝まで維持されると朝立ちとなります。
夜立ちしたからといって必ずしも朝立ちが起こるというわけではなく、頻度には個人差があるが、一般に若い人のほうが頻繁に起こるらしい。
朝立ちの有無はEDの兆しを知ることとなります。勃起力が弱まると朝立ちも起こりにくくなるからです。
その意味でも朝立ちは健康の、そしてEDを知るバロメーターといえます。
だた、健康な男性でも朝立ちの自覚がないままに朝起きることも珍しくはありませんので、神経質になる必要はありませんのでご安心下さい。