インポ? 2012.12.09
こんにちは
浜松町第一クリニック大宮院院長の仲川です。
当院がED及びAGAのクリニックであることから当たり前の様に使ってきましたが、そもそも、『ED』という単語自体、敷居が高いのではないか、と思います。
ですが、表題の『インポ』という単語は知らない人はいないでしょう…
世間的な知名度としては、インポ > バイアグラ > ED、といった順番な気がします。
しかしながら、『インポ』という単語を使うのは不適切かもしれません。
この単語に『極めて侮蔑的』な意味が含まれているという観点から、いつ頃からか『ED』という単語に取って代わられ、使われなくなったと言われています。
ですので、この単語を頻用することは好ましいことではないとは思うのですが、歴史として、それぞれの由来について、少し触れてみようかと思います。
まずは『インポ』
由来としては、ドイツ語『Impotenz』又は英語『impotence』が由来ですね。
インポテンツ、インポテンス、などと呼ばれてもいました。
日本語訳としては
無力、無気力、虚弱、性交不能、陰萎(いんい)
…後半はまだしも、前半の意味合いが少し酷いですね。
使用を自粛するようになるのも頷けます。
続いて『ED』ですが、英語『erectile dysfunction』の頭文字(EとD)を取った略語です。
それぞれ…
『erectile』 勃起性の、という意味の形容詞です。
名詞としては『erection』(勃起)があります。
『dysfunction』機能障害、という意味の名詞になります。
『function』が機能という意味の名詞ですので、その否定形ですね。
この2つの単語を合わせて、『勃起の機能障害』
…という意味になっています。
ちなみにもう一点、『AGA』は
『androgenetic alopecia、androgenic alopecia、alopecia androgenitica』
の略称です。ご参考までに...