高血圧とEDの関係~その1 2014.11.22
こんにちは、事務の井上です。
今回は、「高血圧とEDの関係」についてです。
高血圧ってどういう状態のことなの?
高血圧って血圧がいくつ位の事を言うの?
高血圧の原因は?
高血圧になるとどうなるの?
高血圧とEDの関係って?
まずは高血圧(Hypertension)とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態のことです。
高血圧自体の自覚症状は何もないことが多いが、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症原因となるので臨床的には重大な状態なのです。
次に正常血圧の基準値
日本高血圧学会の血圧分類 (世界共通の血圧分類) |
収縮期血圧 (mmHg) |
拡張期血圧 (mmHg) |
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正常域血圧 | 至適血圧 | <120 | かつ | <80 |
正常血圧 | 120-129 | かつ/または | 80-84 | |
正常高値血圧 | 130-139 | かつ/または | 85-89 | |
高血圧 | Ⅰ度高血圧 | 140-159 | かつ/または | 90-99 |
Ⅱ度高血圧 | 160-179 | かつ/または | 100-109 | |
Ⅲ度高血圧 | ≧180 | かつ/または | ≧110 | |
(孤立性)収縮期高血圧 | ≧140 | かつ/または | <90 |
日本だけでなく世界的にも、高血圧の基準は140/90mmHg以上であり、収縮期、拡張期ともにその基準を下回っているときに正常域としています。
※さらに正常域の中に至適、正常、正常高値の3つの分類があります。至適血圧を超えて血圧が高くなるほど脳卒中や心筋梗塞などの心血管病が発症しやすく、また高血圧を治療することによって心血管病の発症が減ることも確認されています。
続きは次回、「高血圧とEDの関係~その2」で書きたいと思います。