ミノキシジル 2014.10.19
こんにちは、浜松町第一クリニック大宮院 井上です。
前回、「男性型脱毛症」とその処方薬について書きましたが今回はその時に説明できなかった「ミノキシジル」について書きます。
まずは前回のおさらいから、「ミノキシジル」これは男性型脱毛症に外用薬として一番効くとされるお薬です。
※ミノキシジル・・・1960年代に米国の製薬メーカーであるアップジョン社(現ファイザー社)が開発した血管拡張剤です。 もともとは、高血圧時の治療薬として用いられていましたが副作用として多毛症があらわれたことから脱毛症の治療薬に使われるようになりました。 そして、米国FDA(食品医薬品局)に最初に認可された育毛剤です。
各国の「ミノキシジル」商品名
「ロゲイン」・・・米国で発売しているアップジョン社製
「リゲイン」・・・ニュージーランドで発売しているアップジョン社製
「ヘッドウェイ」・・・ニュージーランドで発売しているパシフィック社製
「ツゲイン」・・・インドのシプラ社製
「レグロ」・・・フィリピン製
「リアップ」・・・日本で発売している大正製薬製
等。
こちらも前回のおさらいですが、「プロペシア」これは男性型脱毛症に内服薬として一番効くとされるお薬です。
この「プロペシア」のジェネリック?と思われがちなのが、「フィンペシア」という「プロペシア」と同じ成分で製造された、インドの製薬会社でインド国内ではジェネリック医薬品のメーカーとして、国外では発展途上国向けHIV患者のための低コスト治療薬の製造でも知られている「シプラ社」のお薬です。
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、「シプラ社」がインドの製薬会社だから出来る事なのです。
インドでは医薬品の特許条約に加盟していないために特許が切れていない製品でも製造可能なのです。
ちなみに「プロペシア」の製造元は米国メルク社で日本ではMSD株式会社(旧:万有製薬)が発売しています。
特許が切れるのは、2019年となっております。
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