ED治療薬の選び方～浜松町第一クリニック大宮院院長ブログ

前回のブログ（→ED治療薬の効果時間）をご覧になっていない方は、

そちらをお読みになってからお願いします。

こんにちは。大宮院の仲川です。

前回はバイアグラが効果を発揮する有効血漿中濃度をグラフから逆算してみました。

今回は、同様の手法をレビトラ及びシアリスにも行ってみたいと思います。

まず、レビトラに関して。添付文書(PDF)→http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00053147.pdf

レビトラ10mgの効果時間がおおよそ5時間であると仮定しています。

レビトラが効果を発揮する有効血漿中濃度は1μg/L

L10：レビトラ10mgの効果時間（5時間)

L20：レビトラ20mgの効果時間（グラフから推測すると8時間程）

といった具合になります。

続いてシアリスです。添付文書(PDF)→http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00053585.pdf

シアリス20mgの効果時間が36時間であると仮定しています。

シアリスが効果を発揮する有効血漿中濃度は62.645μg/L

C10：シアリス10mgの効果時間（グラフから推測すると19時間程)

C20：シアリス20mgの効果時間（36時間）

となります。

シアリス10mgの効果時間は、経験的には約24時間と言われていますが、それよりやや短いですね。

ですが、それ以外に関してはおおよそ予想通りといえる結果なのではないでしょうか。

すでに多くの方々が脱落してしまった気もしますが、次回ブログでいよいよ本題に移りたいと思います。