ICI療法について 2014.6.16
こんにちは。
浜松町第一クリニック大宮院、院長の仲川です。
今回は、当院においては行っていないのですが、ICI療法について紹介したいと思います。
ICIとは、Intra Cavernous Injectionの略。日本語に訳すと
『陰茎海綿体注射』
となります。
ED治療として最もポピュラーな治療法はバイアグラ等のED治療薬(PDE5阻害薬)の内服治療となっていますが、中には内服で十分な効果が得られないケースや、普段お飲みのお薬との兼ね合いで内服が出来ない場合もあります。
そういった場合、ICI療法の適応があるかと思います。
具体的には、陰茎に直接、薬剤を注射・注入することによって勃起を促します。
バイアグラ等の内服と異なり、性的な刺激は不要で勃起を起こすことが可能です。
注射と聞くと多くの方が抵抗感をお持ちかとは思いますが、そこまで太い針でもありませんし、「痛くない」とまでは言えませんが、良い治療法の一つだと思います。
以前、当院を受診された患者さまで、ICI療法を使っているという方がいらっしゃいました。
上記の通り、ICI療法の場合は注射するだけで自然に勃起を引き起こします。
ですが、バイアグラ・レビトラ・シアリス、いずれのお薬も、内服するだけで勃起する訳ではなく、『性的刺激があった際に勃起を補助する』といった効果ですので、その違いについては理解しておく必要があります。
多くの方が『バイアグラは飲むだけで勝手に勃起する』と勘違いしている様ですので、こちらで訂正させて頂ければと思います。