OD錠 2014.5.23
こんにちは。
浜松町第一クリニック大宮院、院長の仲川です。
今回は、OD錠に関しての説明です。
健康で特に内服薬などと縁がない方にとっては聞き覚えがないかもしれません。
ですが、OD錠は、徐々に浸透しています。
ODとは、Orally Disintegrating TabletsもしくはOral Disintegrantの略語です。
日本語ですと『口腔内崩壊錠』と呼ばれています。
口腔内に投与すると速やかに唾液で溶ける錠剤で、飲水や咀嚼の必要なく服用できる薬剤です。
錠剤であれば、内服のための飲水が必ず必要となりますが、OD錠の場合、唾液で簡単に溶解するという特徴があります。
しかし注意点、というよりも誤解してはいけないポイントもあります。
●作用時間は特に変わらない口腔内でOD錠は溶解しますが、吸収はされません。
唾液と共に胃や腸の中へ進み、そこから吸収されることで効能を発揮するという点では錠剤と同じですので、誤解のないようにお願いいたします。