薬事法違反容疑で逮捕 2014.5.20
こんにちは。
浜松町第一クリニック大宮院、院長の仲川です。
少し前に気になるニュースがありましたので紹介させて頂きます。
◆『にせバイアグラ販売、容疑の中国人男を逮捕 警視庁』 産経新聞 5月15日(木)16時8分配信
性的不能治療薬(ED治療薬)「バイアグラ」と同じ成分の入った錠剤を無許可で販売したなどとして、警視庁野方署は薬事法違反容疑で、中国籍で千葉市中央区長洲、無職、于長俊容疑者(35)を逮捕、錠剤約9千錠を押収した。
同署によると、「サプリメントだと思った」と容疑を否認している。
于容疑者は平成23年ごろから中国のインターネットオークションで、中国製の性的不能治療薬「五夜神」などを仕入れ、国内のネットオークションを通じて転売し、年間400万〜500万円を売り上げていた。
五夜神は厚生労働省の承認を受けていないが、成分から医薬品とみなされた。
逮捕容疑は昨年6〜8月、埼玉県の男性などに五夜神など約150錠を約1万4千円で販売し、今年4月には千葉市内の自宅で約9千錠を販売目的で持っていたとしている。
幸か不幸か、バイアグラと同じ成分が含まれた薬剤をインターネット販売したために薬事法違反となったケースです。
そして、『バイアグラと同じ成分の入った錠剤』という表現が気になります。
時々、怪しいルートから仕入れた薬を内服される方が当院にいらっしゃるのですが、『効いてたからホンモノのバイアグラだ』と信じている様子。
ですが上記のとおり『効いてるからホンモノ』という訳でもないのです。
無害なものでバイアグラを『薄めて』錠剤にしているならまだマシなのですが、不衛生な場所で錠剤は作成されており、あまり良いとは言えません。
くれぐれも、ED治療薬はクリニックにで処方を受けるようにお願いいたします。