高血圧症 2012.11.25
こんにちは
浜松町第一クリニック大宮院 院長の仲川です。
前回あまりに専門的過ぎて読む気が失せた方も多くいらっしゃったかと思い、今回はもっと身近な疾患を取り上げてみようかと思います。
タイトルの通り、『高血圧』です。
日本では約3000万人以上は居ると言われている国民病です。
煮物、漬物、味噌汁、などといった日本食には高塩分食が多いことも多分に影響していると昔は耳にしました。
今となっては食生活の変化も多くあり、一概にこれだけが原因と言えないとは思いますが、何にせよ、多くの日本人に深く関係した疾患であることに変わりないと思います。
ちなみに、当院にいらっしゃる方、全員に血圧についての質問をしているのですが
『高血圧』または『低血圧』とお答えになった方に
『数字は幾つくらいですか?』
『いつごろ指摘されましたか?』
とお聞きすると…
『前に言われた事がありますが覚えてません』
『いや、言われたことないですけど低いです』
『大丈夫なんだけどね、一応一番弱い薬を飲んでます(薬剤名聞く→分からない)』
…と、いうことが良くあります。
まあ、そうですよね( ; ゜Д゜)
高血圧に対する評価の仕方は色々あるのですが、日本高血圧学会が作成しました『高血圧治療ガイドライン2009』によると
となっております。
かなり細かく分類されています。簡単に言えば、140/90mmHgより高い場合は高血圧となります。
ところで、高血圧の問題点はご存知でしょうか。
それは、「病気になりやすい」からです。
具体的には、脳卒中や心筋梗塞といった、重篤な疾患にかかる危険性(リスク)が増大するため、高血圧の方は下げる必要があるのです。
そして、『どれくらい下げる必要があるのか』はケースバイケースです。
簡単に言えば、高血圧以外のリスクがある方は、より血圧を下げる必要があるとされています。
また機会があったら詳しく書いてみようかと思います。
自覚症状のない病気はどうしても放置しがちになりますが、健診やかかりつけ医にて指摘されたなら、しっかり治療を行うようにしましょう。転ばぬ先の杖ですよm9(・∀・)ビシッ!!